
当社では、生産上のリスクを未然に回避するために、FSSC22000の認証取得をしております。
これは、お客様に安全な食品を提供することを可能にする食品安全マネジメントシステムの国際規格ISO22000の問題点を再考し、自社の取引先のレベルを一定以上であることを確実にすることを目指したもので、FSSC22000は、Food Safety System Certification 22000の略であり、食品製造組織に向けた、新しい食品安全システム規格です。EU食品・飲料産業連合(CIAA)の支援の元、FFSC(Foundation for Food Safety Certification)によって開発されました。
FSSC22000は、食品小売業界が中心となり2005年に設立された非営利団体GFSIにより、2010年2月、食品安全の認証スキームの一つとして承認されました。GFSI※承認の規格は世界の著名な食品製造メーカー、総合スーパーや小売業といった組織によってサプライチェーンマネジメントの指針として採用されています。
この規格に基づき、原材料の調達から生産、流通まで、一貫したリスクマネジメントを行い、安全対策の強化に取り組んでいます。
※GFSI:ウォルマート、英テスコ、仏ダノンなど、世界の流通/ 食品大手約650社が参加する組織。
- 理化学検査(タンニン/Brix/pH等)
微生物検査(一般細菌/真菌カビ酵母/大腸菌群)
- 【衛生管理への取り組み1】製造工程の管理
- 食品安全を構築する為に、国際規格ISO22000、FSSC22000を適用し、食品安全マネジメントの構築、維持、改善を行う事により、より自然で、良質で、安全な商品を安定的にお客様にお届けする事を実施する。
- 【衛生管理への取り組み2】従業員の管理
- 健康管理において、全従業員への健康診断/検便の1回/年の実施。場内入場時の体温測定及び健康状態の自主申告チェック。場内での服装、行動の規定とエアシャワー、手洗い設備、異物除去ローラー等の実施指導。
- 【衛生管理への取り組み3】施設設備の管理
- 工場内を3段階にゾーニングし、最重要部のクリーンルームについてはHEPAフィルターにてクリーンエアーで常時陽圧状態を維持。井戸水及び循環水のシステム構築、二重扉や窓等の構造衛生管理の実施。
- 危機管理体制【担当者・連絡先/記録】
- フードチェーンにおける組織の役割と関連する食品安全に影響を与える可能性がある緊急事態及び事故を管理する為の手順を確立し、1回/年にて演習を実施。回収等検討の必要性がある場合、トップマネジメントを責任者とし、サイトリーダー、FSMSチームリーダーが対応を判断する。緊急事態及び事故に関わる事項、報告書については全てトップマネジメント承認である。回収に関わる記録、文書は全て品質管理部門にて保管。
お客様の放射性物質への関心が高まる事を受けて、放射性物質検査を実施しています。東日本大震災以後は、原水について外部検査機関に1回/月1Bq以下の検査を実施しています。また2012年4月より適用される食品中の放射性物質の基準に対応すべく、NaIシンチレーションカウンターを導入し、ミネラルウォーター・緑茶の製造毎に10Bq以下の確認を行い、これまでと同じようにお客様へ安全・安心をお届けするために、製品の安全性確保に取り組んでまいります。
飲料は、人が口にするものだけにパーフェクトな安全性が求められるのは当然です。また、食の安全に対する危機意識がますます高まりを見せておりますが、当社では企業理念にもあります「自然で、良質で、安全な」商品をお届けする為、創業以来、変わらぬ安全確保への取り組みを行ってまいりました。このため、各種検査・分析機器を装備し、教育訓練を受けた品質管理要員がこれらの機器を駆使して、日々安全性の確認を行い、その上で商品を出荷しております。また、公的検査機関とも連携し、万全の安全保証体制を築いております。

有機食品のJAS規格に適合した生産が行われていることを登録認定機関が検査し、その結果、認定された事業者のみが有機JASマークを貼ることができます。
農産物に対する安全性や健康志向に対する消費者の関心の高まりの中、「有機」、「減農薬」等の表示が氾濫し、消費者の適正な商品選択に支障が生じていたことから、1992年に表示ガイドラインを制定し表示の適正化を図りましたが、ガイドラインには強制力が無い事から、不適切な表示が行われたり、生産基準の不統一が見られる等混乱している状況でありました。
この様な状況を踏まえ、1999年に改正されたJAS法に基づき、有機農産物やその加工食品に関する日本農林規格が制定され、表示の適正化が図られました。
2012年4月より当社も、認定事業者として登録されました。